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2014年12月02日

【第3回講座報告2】セッション2村井さんが語るボランティア元年から20年の試行錯誤

11月15・16日の第3回講座報告です。
テーマは「ボランティア」
発題者にはNPO法人CODE海外災害援助市民センター理事、
被災地NGO協働センター代表の村井雅清さんをお招きしました。

まずは、2日目のセッション2は「先輩はどんなことを考えてきた?」で す。

朝の目覚ましも兼ねてワークショプからスタートしました。
P1070684.jpg

ワークの中身としては「20年を振り返る」です。
まず個人で20年以上前、1995年から10年間、2005年から10年間
と3つの時間軸について、個人的な出来事、文化的な出来事、
社会的な出来事とどのようなことが起こったのかを振り返ります。

振り返ったものを参加者全員で一枚の模造紙にまとめます。

するとたくさんの出来事が出てきました。
例えば文化的なことで言えばオリンピックなどは
4年おきなので思い出しやすいですね。

一番重要な社会的なことについても協力することで
たくさんの出来事が出てきて全体で共有することができました。

こうして、発題者の村井さんの話になります。
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村井さんは、いくつかの仕事をした後に靴づくりに携わります。
その後で阪神大震災を迎えることになります。

阪神大震災では多くのボランティアが自分たちで自発的に被災地に
集まり、現場で必要なこと、求められていることを感じ取り行動を
していきました。
当時ボランティアが初めての方が大半を占めたことも関係します。

震災以後の社会の流れとしては地方自治法の改正、特定非営利活動促進法
(NPO法)や介護保険法の制定などの動きがありました。

こうした時代背景も影響してか2000年代のボランティアは災害ボランティアに
おいても現場に行っても何か言われるまで待っている「指示待 ちボランティア」
が多くなったと言います。

こうした現状を見て村井さんは訴えます。「気持ちがあればボランティアをしに現場に
飛び込んでいってほしい。自由な意思で現地の人たちを思いやってほしい。」

こういった思いの中で、災害ボランティアとしてボランティアを連れ添って活動を
する際にも考えさせられることがあったと言います。
「9時に集合して、そこから土砂のかき出し等に行く際に一人だけ毎日のように
遅刻をする人がいた。その人を起こそうとしようか悩んだが、結局起こすことは
しなかった。後になってその人だって遅れたくて遅れている訳ではないこと、
遅れないように心がけて結果として 遅れてしまっていることがわかった。」

被災地の支援をする際にも「モノ」での支援だけではなく、それ以外のものにも
目を向け、寄り添って考えること、そして行動をすることの大切さを感じました。

セッション3の「これからどうする?ボランティア・市民活動のあり方を考える」
に続きます。

<第3回担当>
posted by 関西NGO大学 at 23:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月21日

【第3回講座報告1】セッション1「N大語り場」ボランティアについて徹底的に語ろう!

先週末、11月15・16日の第3回講座報告です。
テーマは「ボランティア」
発題者にはNPO法人CODE海外災害援助市民センター理事、
被災地NGO協働センター代表の村井雅清さんをお招きしました。

まずは、1日目セッション1「N大語り場」

”ボランティア””市民活動”と聞いて思い浮かぶことをみんなでブレーンストーミング。
質より量で、できるだけたくさんキーワードを書いていただきました。
1枚のカードに1つのキーワード。
書いたカードはホワイトボードにグルーピングして貼り出していきます。
これも参加者みなさんでの共同作業。

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その後は村井さんのお話・・ではなく、今回は参加者のみなさんに
まず、語っていただこう!ということで、
「ボランティアについて今語りたいこと」テーマを一人ひとつ、紙に書いて発表してもらい、
それをみんなで投票。上位3つのテーマを書いた人が今回のN大語り場のリーダーです。

・ボランティアは二極化しているのでは?
・ボランティア、自己満足で何が悪い!
・本当に現地の人のためになっているのか?
・普通に「助けて」といえる社会。
・どこからがボランティアなのか?
・PTA。最大のボランティア組織だと思うが「やらされてる感」が強い。なぜ?
・情熱をどうやって伝えるか?

などなど、様々な「語りたいテーマ」が出ましたが、
投票の結果、選ばれたテーマは以下の3つ。

「ボランティア(市民活動)で飯を食う」
「ボランティア活動の魅力(なんでしているの?なにが得られるの?)」
「ボランティア活動の情熱、どうやって伝えてつながる?」

リーダー以外の人には、語りたいテーマのところへ行ってもらい、
「N大語り場」スタートです。

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どのグループもかなりの盛り上がり・・・
進行役の担当運営委員としてはとてもうれしい瞬間でした。
1セッション20分を2回。
長めにとったつもりでしたがどのグループも話は尽きず・・
続きは交流会にしてもらいましょう!ということで、
最後にグループリーダーから、どんな意見が出て、どんな話が出たのか、
テーマを提示した側からのコメントなどを発表してもらいました。

その全ての様子を、発題者の村井さんには聞いていただき、
お待ちかね、村井さんからのお話です。

ブレーンストーミングででたキーワードについては
「ドキッとするキーワードがなかった。教科書通り」と辛口のコメント・・

ご自身が災害ボランティアに入られたのは20年前の阪神・淡路大震災。
当時は「ボランティア」という意識はなかったとのこと。
以来、ずっと活動されている村井さんがおっしゃるのは「ボランティアはなんでもあり。」

今回の「N大語り場」での参加者のみなさんのお話を聞いていて
「やっぱり、なんでもありだと思った」そうです。自分のために、が、人のためになる。

日本ではボランティアが全く理解されていない、と語る村井さん。
理想は気軽にできる、自然にできるボランティア。
「ボランティア?えらいわね〜」が言われない環境。

阪神・淡路大震災以来、ずっと自問自答されながら活動を続けられている
村井さんならではのコメントでした。

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そしてこの日はなんと、プレス取材が入りました!
ボランティア元年からの20年を総括するため、村井さんを追いかけて
取材されている、毎日新聞の高尾さんです。
(実は高尾さんは過去、NGO大学の発題者としてきていただいたことも。)

村井さんにはまだまだ聞きたいことはありますが、1日目のセッション1はこれにて終了。
続きは、この後の交流会。
夜が苦手だとおっしゃっていた村井さんですが、遅くまで付き合ってくださいました。

そして2日目のセッション2「先輩はどんなことを考えてきた?」
セッション3の「これからどうする?ボランティア・市民活動のあり方を考える」
に続きます。

<第3回担当>
タグ:28期
posted by 関西NGO大学 at 00:27| Comment(0) | 講座の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

28期NGO大学第3回講座終了いたしました。

「ボランティアで社会はよくなる?」

来年2015年1月17日で阪神・淡路大震災から20年。
ボランティアをテーマに、村井雅清さんをお招きしての第3回講座終了いたしました。

3_1.jpg
「ボランティア・市民活動」で思い浮かぶキーワードをブレーンストーミング
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話したいテーマを発表、投票してグループディスカッション。
村井さんには各グループでの話し合いを聞いてもらいました。
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セッション2「村井さんが語るボランティア元年から20年の試行錯誤」
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村井さん、被災地NGO協働センタースタッフの頼政さん、
担当運営委員によるセッション3
「これからどうする?ボランティア・市民活動のあり方を考える」

2日間じっくりお付き合いくださった村井雅清さん、
ワークショップにも参加してくださった頼政良太さん、
第3回講座にご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

第3回講座の報告は、近日、担当運営委員よりアップ予定です。

第3回の講座の様子は関西NGO大学のFacebookページからもご覧いただけます。
ぜひご覧ください!
https://www.facebook.com/ngodaigaku
タグ:28期
posted by 関西NGO大学 at 21:50| Comment(0) | 講座の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月10日

【今週末はN大へ!】第3回講座「ボランティアで社会はよくなる?」

今週末、11月15日(土)〜16日(日)は28期関西NGO大学第3回講座です。

今年もあと2カ月ほどで終わりますが、
来年2015年で阪神・淡路大震災から20年を迎えます。
第3回講座では、NPO法人CODE海外災害援助市民センター理事、
被災地NGO協働センター代表の村井雅清さんをお迎えして、
じっくりボランティアや市民活動についてお話を伺い、話し、
じっくり考えてみたいと思います。
みなさま奮ってのご参加をお待ちしています!

第28期関西NGO大学 第3回講座
「ボランティアで社会はよくなる?」

ボランティア元年といわれた1995年。多くの人が「何かしたい。」と行動しました。
その後NPO法が制定されるなどボランティアや市民活動が広がりましたが、
社会はどう変わったのでしょうか?ボランティアのこれからを考えます。

発題者=村井雅清さん
(NPO法人CODE海外災害援助市民センター理事、被災地NGO協働センター代表)
頼政良太さん(被災地NGO協働センター)

<<村井さんから参加者へのメッセージ>>
2015年は阪神・淡路大震災からちょうど20年。
改めて、ボランティア元年と言われた1995年を振り返り、
ボランティアについて問い直したいと思います。


11月15日(土)19 :00〜21:00
セッション1「N大語り場“今”なにがしたい?問題意識を語りあおう!」
           *夜は講師を囲んで交流会あり

11月16日(日)  9:00〜15:00
セッション2「村井さんが語るボランティア元年から20年の試行錯誤」
           *昼食休憩挟む
セッション3「これからどうする?新たな一歩を踏み出すために」

※セッション毎など、部分参加も可能です。ご相談ください。

受講料:6000円(3セッション分)
施設利用・宿泊料:5,500円(1泊、朝・昼食費を含む)

会場:小林聖心女学院 ロザリオひる 兵庫県宝塚市塔の町1-113
 ※阪神今津線・小林(おばやし)駅下車 東改札口より徒歩約7分

お申込:ホームページの「申込フォーム」からお申込ください。
     ⇒http://ndai.net

お問い合わせ:Eメールでお問い合わせください。⇒info@ndai.net

主催:(特活)関西NGO協議会
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タグ:28期
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2014年11月05日

【第2回講座報告3】「ほっとけない!日本の政治、私たちができること」セッション3

第3セッション「市民、NGOの力〜私たちができること〜」

神田さんと運営委員の林さんとの対談形式で、神田さんの暮らしと活動拠点となっている揖斐川流域のお話し、泉京・垂井の活動などを紹介いただきました。

多彩な活動という点が、関西との違い。
ジャンル分けせずに色々なことに取り組む姿勢、自治体との連携をうまく行う方法、またいかにしてここまで実現されてきたのかという質問に対しては、公共政策がおかしいと感じた時に、おかしいばかり言っていても人々に敬遠されてしまう。しかし、それでも、おかしいんじゃないかと唱え続けていたところ、地元の方から飲みに誘われ、「どういうところがおかしいのか聞かせてくれないか」「この地の良いところも言ってみてくれ」などと話しを聞こうと歩み寄ってくれたというお話し。

そこで学んだことは、「すり足で半歩ずつ、飛び越えて5歩10歩ではなく・・・」ということだったそうです。これは、私たちが普段の暮らしのなかにも取り入れていけることではないでしょうか。
住民主体ではなく、代弁者(NGO)主体になってはいないだろうか?と考えることが大切だというお話しもされていました。

また、目指す地域づくり「穏豊(おんぽう)社会」。
地球がピンチななか、行き過ぎた経済至上主義、経済のグローバル化の行く末を考えた時にどのようにしていけばよいのか?その前提としては、他所(とりわけ「途上国」)からの収奪型社会からの脱却や、将来世代への課題付け届けからの脱却など。
”らしさ”を活かすことで無限の可能性が広がるような地域作り、身の丈の地域社会で真の豊かさ(=高い幸福度)が実現できるまち、食・エネルギー・支え合い・水・カネを地域で循環し、生業として広げること、流域(水の循環は生命の基本)を地域単位として捉えることの大切さなど、グローバルな繋がりを考えてみることで、足下の課題解決への道筋が、グローバルな問題を前向きに受け止めることへと繋がっていくのだというお話しをしていただきました。

この「つながり」を大切にしていくこと、循環型の社会を再興していくこと、二項対立ではない多様な解の検討などが第一歩であり、そういったことが果ては「政治」に振りまわされない生活を可能にすること、私たちが少しずつできることなのではないでしょうか。
現代社会で生きる私たちはなんでもすぐに答えを求めてしまいがちで、この半歩ずつという意識は薄れがちかもしれません。
しかしそれなくしては実現し得ないことなのかもしれません。

この第二回講座で、神田さんからご発題いただいたコトや皆さんと考えたコトは、この後の第3回、4回、5回、6回へと繋がっていく内容だったと思います。
参加されたみなさま、これから参加予定のみなさま、そして迷っているみなさま、ぜひ多くの方々にご参加いただき、ここで繋がるご縁を大切にしていきたいと思っておりますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします!

以上、第2回講座報告でした。
長々とお読みくださり、ありがとうございました!

<第2回担当>
posted by 関西NGO大学 at 22:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月30日

【第2回講座報告2】「ほっとけない!日本の政治、私たちができること」セッション2

2日目の第2セッション
まず、神田さんご自身の紹介からスタートです。
京都生まれ京都育ちの神田さん、大学を卒業するまでは、よく山へ行き、たけのこ堀りをされていたそうです。大学は農学部へと進まれました。
沖縄で長く滞在する中で、学生運動の時代を生きた世代の方々(=挫折もたくさん味わった世代)などと時間を共に過ごし、たくさんのことを学ばれたとのこと。

80年代はレゲェにどっぷりと浸ります(当時のレゲェというのは社会的なメッセージがとても強いものだったそう!)。
南北問題はレゲェから学ばれたとのことです。
卒業後に開発コンサルタント会社に就職しアフリカへ。
2年目にタンザニアへ行った時、80年代のタンザニアは、モノはないが食べモノは豊富で教育が行き届いた国だったそうです。
色々な壁にぶつかり、いくつもの現地を知っていく中で疑問が生まれてくる。
仕事として調査で現地へ行った際にはなんでも調べようと前のめりになってしまうが、
それは相手のペースを乱すことにもなる。
相手のペースに合わせることで得られた答えは、自分たちの側の枠組で質問して得た答えとは違うのだということを、ある方から教わったというお話しはとても心に残りました。
また、現地の方々から言われた言葉なども
その後の神田さんの活動に大きな影響を与えたこと、
ひとつひとつの体験をとても丁寧に考え、踏まえて歩まれて来たのだということを、お話を伺っていてとても感じました。


「アベノミクスの行く末」というテーマでは、いまの安倍政権の特徴をあげられました。
”世界で一番企業が活躍しやすい国” 
”私の政策に不満だったら次の選挙で落とせばいい” 
”二周遅れのネオリベイデオロギー” 
”政治の選択すら市場と同様に扱い、結果により白か黒かの二分法” etc...。

かつて民主党政権時に、決められない政治というのが問題だと言われたがある意味ではそれはまっとうである。決められる政治がいいという風潮が、”決められる政治”の勘違いという現在のような流れを生んでいるとも言える。誰かに決めて欲しいという気持ちが私たちひとりひとりの意識にあるのでは?と改めて考えました。

神田さんが取り組まれている岐阜県西部・垂井町の町づくりのお話しから、
「公共政策は誰が決める?」ということを考えます。

公共=行政なのか?公共政策とは本来、市民が主体となって決めるべきこと。
私たちの政策なんだという意識が欠けていて、誰かが決めているという意識でいる。
しかし、首長や議会への全権委任ではない。
「わたしも公共への一翼を担う!」という責任の自覚が市民側にもっと必要なのではないだろうか。住民参加から住民主体へ、住民が公共の中心という考え方が確立されたのは1990年代後半で、その背景には新自由主義経済体制の広がりから「小さな政府」指向となったこと、そしてEU発足に伴い”補完性の原則”という動きがあったというお話し。
しかしなぜ市民側にこういった意識が欠けてしまっているのかというと、公共教育や市民教育というものがすっぽり抜け落ちてしまっているのだろうとのこと。
地道にこういった教育をしっかりしていくことがとても大切なのだということを改めて感じました。

市民が信頼し納得する公共政策を立案する為には・・・
まずは徹底した情報公開が必要で、公募や無作為抽出などを駆使した改革委員会の設置、そこで作られた案をもとに公聴会やパブリック・コメントを実施すること、幅広い市民からの意見を基に選択肢を作成することが必要だとのことです。
「公共性の高い政策ほど合意形成に時間をかけることが重要」だというお話から、迅速にさばかりが目立つ今の安倍政権のやり方がいかに真逆かが浮き彫りになりました。
情報公開法などの市民が長年かけて手に入れてきた大切な法が、例えば特定秘密保護法が施行されるとどうなってしまうのか?とても危惧されます。

公共政策の見直しの背景のお話しでは、経済成長が限界であることはみんな分かってきていることで、その恐れから断末魔で経済成長を声高に言う人が増えて来ている。
例えば沖縄にお金が入ると、”住民の暮らしvsジュゴン”という看板ができ、ジュゴンが悪者のようにされている。
一方、環境や景観への影響が見られるようになり、住民ニーズが多様であることがわかってきたことなど具体例を含めたお話しがとてもわかりやすかったです。

その他、多国籍企業を抱え込むために特区で税制優遇をするが、そこでは労働組合を禁じる(例:フィリピントヨタ)など優遇のしっぺ返しがどこに来るのか、など前日のTPPの内容も含んだお話、ODA大綱が今まで禁じられていた軍事利用が可能になるものへと大きく改定される可能性が高いことなどのお話しをしていただきました。

このセッションの最後に、いま現在自民党がHPにて「チョット待て!!自治基本条例」ということを展開していることを参加者、運営委員はこの場ではじめて知り、大きな声が上がりました。
神田さんからは、「包容力があった自民党が変わりつつある。
安倍首相だけを悪者にしても始まらない、議員・行政・経済界が競争から脱落するとどうしようもないという強迫観念から今のような動きがあるのだろう。コツコツとやっていくしかないと思います。」とのお話しがありました。

ここまでの感想や質問を共有するふりかえりを3つのグループに分かれて約25分行いました。どのグループも熱く語り合っていました。
「パブリックコメントや公聴会と聞くが、そこに出した意見が反映されているのか?
政府の茶番のイメージが強い・・・それでも参加しないといけないとは思うが、
参加しないヒトがわたしのまわりには多い。だけど、この場でそうでもないよということを初めて教えてもらいました。」

「市民の無知で情報が入ってこないことをいいことに政府や企業がいいようにしている
と思って嫌になることが多かったが、市民の力が有効だと聞けて嬉しかった。
目的を持って市民が集まり、それにより目的が達成されることも重要だが、
考え方が広がるのも大切ではないかと思う。」

「わたしたちが日常から時間に追われている延長で、政治に対しても早く答えや効果を
求めてしまう点も問題だと思う。長い目で物事を見る力、考えること力も大切ではないか。」

「垂井町の条例を市民が上手く使った例を教えてほしい。」

「投票率を高める為にはどうすればいいか。」

「寄り合いのことを教えてもらい、時間がかかっても積極的に政策立案に参加するべきだと思った。
議員に任せてしまうことがどうしてもあるので、一人一人が決めていく意識が大事だと思った。」etc・・・

神田さんからは、「公共政策立案における市民参加事例」から淀川流域整備基本計画を紹介いただきました。
パブリックコメントについては、全部自分で決めようとしているから負担に感じる。
自治体でもパブコメが出ているのか見てみるとよい。
私たちの思いの違いもわかるし、意見の諾否や通らない意見についての理由も書かれていたりする。
そういったことも大切なプロセスで、出した後もフォローが大切。
パブコメは数ではない、NGOは少数者からの意見を論理構成することが役割・・・多数ではないのだ、ということ。

垂井の例としてはまだうまくいっていない事例は多いです、というお話し。
投票率については、地方と都市では違うこと、町議会議員の選挙は自治会推薦で自分の地区への利益誘導があり、そういったものに関しては投票に行く。候補者同士が議論する場を設けないとわからないことが多く、そういう場を地域の人びとで作っていけばよい。
寄り合いというのは古い集落で残っていて、そこではとても意見がでる。地区の決めごとをきちんとする。
中には階級差などもあるが、女性も若者もたくさん来ています、というお話しを聞かせてもらいました。

強迫観念に追われるいまの政権は、政策がバラバラ。自分の地位を守る為に虚勢を張っている。
このままいけば、最終的に年金を株式市場へ投下しようとしています、
というお話しは、直接的な生活への影響を考えさせられるものでした。
なぜ安倍政権が多くの事案を、国民の声に耳を傾ける事なく急ピッチで進めようとしているのか?
その行く末はどのようなものか?
わたしたちはちゃんと読み解き、考えなければいけないのではないかと感じます。

ここで約50分、お昼休憩です!
この日は快晴で気持ちのいい気温でしたので、ほとんどの方が外の芝生で昼食をとっていました。
そして寝ころんで昼寝をしたり、神田さんを囲んでさらにお話しをしたりと、各々自由に過ごしていました。
ここは自然に囲まれ、静かで、ほんと心地いい場所です:-)

さて、長くなりましたね。お読み頂いている皆さん、もう少しですよ!
次回セッション3報告が最終回です。

<第2回担当>
posted by 関西NGO大学 at 21:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【第2回講座報告1】「ほっとけない!日本の政治 私たちにできること」セッション1

10月25日(土)〜26日(日)の2日間の講座が終了致しましたので、
担当よりご報告いたします。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!

第2回では発題者として神田浩史さんにお越しいただき、
1日目のセッション1では「貿易ゲーム」という大がかりなゲームを行いました。
世界中で見られる力関係やどういう仕組みで世界はまわっているのかなど、
大きな構造が体感できるものでした。
貿易ゲームをまだ体験されたことがない方にはとってもオススメです。
このゲームを通して自分がどういう人間かも垣間見れます!
そして今までに体験されたことがある方々からも、”また違う楽しさがあった” ”新しい発見があった” というお声がありました。
なにを取り入れるかでまた違った内容になるのがこのゲームの興味深いところのようです。

ゲームの後は、神田さんよりTPPについてのお話をしていただきました。
日本の報道などでは、TPPについて特に”農”の部分ばかりが取り上げられがちですが、
TPPの中身というのは、食・医療・ISD条項(投資家対国家間の紛争解決条項)に関することなど、とても広範囲である。

TPPとは海を越えてモノ・ヒト・カネが生まれることを求めているということ。
私たちは、これ以上遠くのモノを消費することを望むのか?
TPPは生産よりも投資のほうが影響が大きい。
私たちはこれ以上遠くのヒトと競い争うことを望むのか?
TPPの下では、たとえ国が拒んでも企業が国を訴えることが出来るようになる。
主権よりも企業が力を持ってしまう。もしも、日本という国が海外企業に提訴され、多額の賠償金を支払わなくなってしまったら・・・それは私たちの税金からということになる。
そういった実例はすでにあることなど。
投資については規制が緩いルールであり、環境や福祉の例外規制がない。
日本は自分たちの国が投資されることについて考えていないことも大きな問題。
TPP交渉は大事な部分は秘密交渉なので、
国会議員は文章を見てはいない為ほとんど内容を知らない。
そういう中で進んでいく恐ろしさを考えなければいけないのだということ。

そして、今後控えているTPP的なもの、TISA(新サービス協定)、国家戦略特区についてもお話していただきました。
この特区には関西地区として大阪・京都・兵庫が指定されているとのことです。
ほんとうに知らぬ間に多くのことが取り決められていっていることを痛感しました。

1日目は19:00から開始し、22:00前まで講座を行いました。
その後、恒例の懇親会へ。皆さん話しは尽きず、神田さんにも最後までお付き合いいただき熱い夜が更けていきました。。。

<第2回担当>
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2014年10月28日

28期NGO大学第2回講座終了いたしました。

政治をテーマに、神田浩史さんを発題者にお招きした第2回講座
「ほっとけない!日本の政治。私たちがすべきこと」終了いたしました。

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1日目、セッション1は貿易ゲームから。

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NGO大学名物、1日目夜の交流会は遅くまで盛り上がりました。
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翌26日、セッション2「アベノミクスの行く末」
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お天気がよかったのでお昼ごはんは外で。
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セッション3「市民・NGOの力 〜私たちができること〜」

25日夜の貿易ゲーム、交流会。
2日目セッション2、3とフルで大活躍だった神田さん。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

第2回講座の報告は、担当運営委員から近日アップ予定です。
お楽しみに!

第2回講座の様子は、関西NGO大学Facebookページでもご覧いただけます。
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