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2011年12月27日

報告・第4回・セッション1「人と人、人と自然、都会と田舎をつなぐ木頭村の取り組み」

第25期NGO大学第4回講座を報告です。
第4回講座セッション1その1

玄蕃さんのお話
「人と人、人と自然、都会と田舎をつなぐ木頭村の取り組み」

徳島県・旧木頭村(現・那賀町)で地域づくりの活動されている
玄番隆行さんを発題者に向かえ始まりました。
まずは、ブレーンストーミング。
テーマは「田舎暮らしと聞いてイメージすること」

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頭がほぐれたところで本題へ。
玄番さんの活動内容、木頭村の概要をお話いただきました。

【お金と知識と時間の価値】
木頭村への移住と同時に、ひとつの収入源に頼ることを辞めた玄番さん。
現在の職業のひとつ、炭窯づくり。もひとつ、炭作り。
炭窯を作るには、運んできた赤土を粒子の大きさに別に分け、
窯の箇所によって土を使い分けるそう。
原材料費はかからないけど、大変な労力が必要とされる。
炭作りも、雑木林から木を切り出し、大きさを整え時間をかけて炭を焼く。
時給に換算すると・・・数百円。数十円の世界。
それでも、お金に換えられない達成感、学びがあるから豊かな気分で
楽しみながら続けられる、とおっしゃられてました。

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ちなみに、N大会場のある宝塚市(兵庫県)の最低時給は¥697。
もちろん人によって、どこに重きを置くのかは違うのだろうけど、
お金の価値はなにを表しているんだろう?と考えさせられます。

*お話の中にあった、太布(たふ)織り。
これまで耳にしたことがなかったので検索してみました。参考まで。
http://www.town.tokushima-naka.lg.jp/docs/2011041500204/

【旧・木頭村の村民活動】
ダム建設の反対運動のことはもとより、現在、旧・木頭村の人口約1600人
ほどの地域に、NPO法人が2つ(・NPO里業ランド木頭 ・山のNPO)あり
環境保全と地域の活性化のために活動していること。
山村留学の受け入れ宿泊施設(結遊館ねっと)をめぐる署名活動では、
じぃばぁが中心となって、病院で寝ている年配の方まで起こして
署名を集めたとか。NPO活動とは別面で、隣組、自治会、小学校区、
PTAなどが大きな役割を果たしていること。
全国共通である組織でも、地域であり方が違うんですね。

と、言いつつも私の心に一番残ったのは、「木頭のばばは強い!」ということ。笑
「なにかおかしくないか!?」と思ったとき、ドンっと背中を押してくれる
存在は本当に大きいものですよね。
その根底に流れているのものが、同じものならなおさら。

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まだ読まれていない方にぜひ読んでいただきたい本。

*今回の参考文献
 「山もりのババたち」 玄番真紀子著(凱風社)
 木頭の魅力が、力強く生きるヒントが、やまもりに詰まった本です。
posted by 関西NGO大学 at 14:51| Comment(2) | 講座の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お薦めの本、
『山もりのババたち』玄番真紀子
読んでみました。
2001年から1年間『週刊金曜日』に
連載されていたんですね。
本文はもとより、イラストや漫画も
愛情にあふれていて、とてもよかった
です。

そのほか、関西NGO大学で当日手に入った
本として、

『じいとばあから学ぶこと』は昨年の
大震災の日に発行されてましたが、いい
写真がいっぱい。民俗学的な興味がわきました。

『国を破りて山河あり』藤田恵 は
日本で初めてダムを止めた村長さんが
書かれたもので裏話が聞かれました。
「開発」によって引き起こされるものが
よくわかった気がしました。

『ビッグイシュー日本版 2011.12.1』
は、木頭村に住む5人の人へのインタビュー。
彼らの年齢は43、78、81、84、
91。日本史上というか文明史上貴重な
声がここにはあるという気がしました。

高度経済成長後の都会の暮らしをしている人は、今や多数派でしょうが、歴史的にいうと、
ごく最近に起きた「突然変異」みたいな暮らし
だと思います。「暮らしの原点」は昭和にまで
広がっているわけですね。




Posted by 森井哲也 at 2012年01月05日 10:50
昨日、徳島のローカル番組を
見ていたら、木頭村(現、那賀町)
で、間伐材を利用した液体燃料の
開発がでてました。1L500円
以上かかってしまうけれど、技術的
には大丈夫みたいです。農作機械が
動いてました。

いろんな方法があるようなので、
機械だけでなく、社会もうまく
動かせたらいいですね。いい試み
だなと思いました。

また、木の皮から布を織る「太布(たふ)」
も地元の中学生が体験して作って
いる風景が出てました。
寒い季節にやるそうで、おばあさんが
川につかってやってました。
う〜ん、タフ(tough)!


Posted by 森井哲也 at 2012年01月14日 09:15
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