
第五回は今までの学び、気づきをどう行動につなげていくかというテーマで始まりましたが、会場に入ってみるとなんとコタツが!!
そして、会場には椅子もなくみんな床に毛布をしいて座るリラックスムード。
今までのN大にない自由な感じのスタイルでセッション1が開講しました!

そして今回の発題者、素人の乱5号店店主の松本哉さんが登場。コタツからの発題という前代未聞の講座が始まりました。松本さん自身、路上でコタツ集会はあるけど講演でコタツは初めてとのことでした。
最初に松本さんへの質問タイム。松本さんの夢や、考えていることなどを次々に簡単な質問をぶつけてお答えいただきました。
質問したことについては、著書「貧乏人の逆襲」を読めばだいたい答えが分かる!
そして、今までの活動の軌跡を映像で紹介。様々な型破りな手法で社会へ発信し続けた松本さんの取り組みに圧倒されながらも感心させられる内容でした。
大きな行動を起こしていくために必要なこととして、地域で人が集まる場づくりや、人のつながり方などについて、これまでの素人の乱での取り組みで有効的だった「作戦」を具体的に紹介してもらい、松本さん流の行動へ踏み出すヒントを伝授していただきました。

ルールが最初から決まっているのではなく、そこにいる人たちがぶつかったりして、お互いにコミュニケーションをとりながらまちのルールをつくっていくというのが本来のコミュニティのあり方であるという主張の中には、大胆な行動の中にも地域や周囲の人への配慮を忘れずに実践されていることが伺いしれました。
「法」や「規制」ではなく「人としての道」を機軸に動いている松本さんの活動を通すと、社会の見え方大きく変わり、考えさせられるものがありました。

そして、夜は交流会!床に座ったまま鍋が登場。今回はいつも以上に酒もいっぱい。
お鍋を囲んで、そして松本さんを囲んで朝まで団欒。
途中は松本さんの著書を手にサインを待つ長者の列。ひとりひとり、オリジナルのイラスト・コメント付きのサインをいただきました!
そして、二日目。ここからはブルーベリーフィールズ紀伊國屋の岩田康子さん、カフェスロー大阪の赤澤福彦さん、見島英之さんも登場。3組4名によるパネルディスカッション。が、朝まで参加者と交流された松本さんはまだお休み。
ふとんで寝ている松本さんの横でディスカッションがスタート!これは面白い画だ!

岩田さん、赤澤さん、見島さんから今までの歩みと現在のとりくについてのお話し。岩田さんからは、ブルーベリー農園をやっていく中で大切にされてきた食や農に対する思い、そして周りの人々とどう関わって生きてきたのかということをお話しいただきました。「お米とかまどからできるご飯のおいしさ、炊き上がる時間を感じてほしい」という、本当に多くの人たちが忘れてしまっている生活の原点と言えることをこれまでの原動力としてきた岩田さんからは、自分にとって大切なことは何かをいまいちど考えさせられました。
カフェスロー大阪の赤澤さん、見島さんからは、オーガニックカフェとしての違いをいかに出していくかというカフェスローとしてのこだわりや、カフェを食や環境など様々なことへの関心を持たせるきっかけづくりの場となるようにしたいという、夢を語ってくださりました。
そして、最初から全てのことはできないが、できることからはじめ、やりたいことができていることが一番ではないかという実践者の立場から行動への思いを伝えてくださりました。
最後には、これから行動に移そうとしている参加者に向けてそれぞれの発題者からメッセージをということで、途中からパネラーに加わった松本さんからも、「勝手にやりたいことをやっていく人が増えてくれば面白くなる」とお話しいただきました。

3組それぞれ違った立場からのお話しでしたが、思いや原動力となっている部分でどこか共通するところもあり、そこから行動への大きなヒントをいただきました。
午後からは前回に続きグループワーク。今回の発題者からのお話しを受け、参加者一人ひとりの思いからどんな『とりくみ」が始まるか、次回第6回のグループ発表が楽しみです!