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2017年03月01日

報告・30期NGO大学第1回「今、NGOを問う〜国際協力のこれまでとこれから」

少し報告が遅くなりましたが、2016年11月に実施された、第1回講座の報告です。

2016.11.19(土)開催、今年で30期を迎える関西NGO大学。この30年間の時代の変化とそれに伴うNGO・国際協力の在り方を振り返り考えてゆこうと、発題者にJVC日本国際ボランティアセンター代表理事・谷山博史さんと、日本国際飢餓対策機構常務理事・清家弘久さんにお越しいただきお話を伺いました
 。
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まず谷山さんからのお話は、タイ・カンボジア、アフガニスタンに難民、農業開発、紛争に関わるJVCの活動で赴任されたこと、また援助潮流の変遷について。第二次世界大戦中と戦後の人道支援→1949-60年代トルーマン・ドクトリン→80年代IMF、世界銀行の構造調整の時代→90年代貧困撲滅のための各国の支援→2000年MDGs国際的共通目標→2010年後半SDGs持続可能な開発目標の設定、しかし実際は日本の「ODA大綱」からも見られるような国益のための援助であり、モザンビークでの「プロサバナ事業」はこのODAを用いた途上国の農業開発による日本の食の確保という実態がある。資源や食糧確保のためのランドラッシュ(土地収奪)は世界的に広がり、それに纏わる紛争や活動家の殺害など状況は深刻化、南スーダンでの集団的自衛権の問題も日本への輸入がストップする「存立危機事態」が想定された上での武力行使等の法制化であり、また市民運動への締め付けも強まっており、委縮をせずNGOの連帯が重要とのこと。

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清家さんからは関西NGO協議会の成り立ち、1995年の阪神大震災を契機に市民の中にNGOの名が定着、96年に「NPO法」が制定、2000年代にはスマトラ・四川、ハイチ・東日本などの緊急援助活動、2002年から14年までにODAからNGOへの資金の流れが10倍以上に増加していて、補助金に縛られNGOが政府へモノを言えなくなっている。手法も申請書作成に偏りがちだが寄付者と直接会って話をする関係強化、自主財源の拡大、危機感を持ち政策提言活動等が大事である。関西では「地域創造基金」により京都・神戸での市民活動が活発だが、大阪では上手く運用されていない。2020年の東京オリンピックまでに人・物・お金は全て東京に集まってゆく。関西のNGOが評価され応援していけるような仕組みが必要。

その後、参加者からの感想や質問をグループで共有、それを受けてのお二人を交えた対談では「NGOの価値とは?またランドラッシュの実態とNGOの政府や企業への対策」、NGOを誘導する傾向もある「官民連携、投資のための援助」、「NGOのサービスの提供について」、「お二人がNGOに関わられたきっかけ」自分の足元に目を向ける町内会・祭り・農業など地元での活動の大切さも語られた「仕事と家庭のバランス」など様々な話題で盛り上がりました。

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最後に谷山さんからは「今の時代、私達ができることはつなぐ役、小さくてもNGOや市民同士が連携して変える!それがすごく大事であり僕の希望。またNGOは非権力、反権力それは絶対に譲れない、そして非戦。清家さんからは「一つの地域でも国内外のNGOが分野に応じて協力し、現地の人々の生き方から学ぶことも多い。共に協力しあい成長しあえるのがNGOの素晴らしさだ。」とのお言葉をいただきました。

会場は満席、盛況のうちに終了です。とても書ききれませんが参加者からも「大変刺激になった」との声も聴かれ、この現状への危機感やお二人の永年貫かれた姿勢がヒシヒシと伝わってきました。

みなさま、とても有意義な時間をありがとうございました!!
posted by 関西NGO大学 at 22:18| Comment(0) | 講座の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月15日

2/25(土)ー26(日)に関西NGO大学を開催いたします!

関西NGO大学は、今期で30期を迎えました。
1987年以来30年間「市民による学びの場」として活動を続けています。

今回の講座では「市民による学びの場」とはなにか、について
その意義やあり方を、時代の変遷とともに振り返り、
これからの「市民自らがつくる学びの場」について考えます。

発題者には、全国各地で「学びの場」づくりに携わってこられた
神田浩史さんをお招きします。

また、長年NGO大学の運営委員をされており、2014年〜2016年、
2年間にわたり世界一周旅行をされた荒川共生さんにもお越しいただき
旅行のお話しもたっぷりお聞きします。

市民活動のいま、世界の現状についての考察も交えながら
「市民による学びの場」の過去・現在・未来を考えます。

2日目のお昼には、参加者同士の活動アピール・意見交換をまじえ
パーティを行います。
みなさま、ぜひご参加ください。

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●第30期 関西NGO大学

  「 市民による学びの場」の来し方 行く末
  〜関西NGO大学リユニオン〜 」
            http://ndai.net

関西NGO大学は「市民による学びの場」として30年目を迎えます。
この講座では「市民による学びの場」を、さまざまな場所でつくられてきた神田浩史さんをお招きし、
市民自らがつくる「学びの場」の意義について、その来し方行く末をともに考えます。
また、長年NGO大学運営委員をされている荒川共生さんの、
2年間にわたる世界一周旅行のお話しもたっぷりお聞きします。
2日目のお昼には、参加者同士の活動アピール・意見交換をまじえ
パーティを行います。
みなさま、ぜひお越しください!

【日 時】 2017年月25日(土)19:00〜月26日(日)15:00
      *部分参加も可能です。お問い合わせください。

【発題者】
  神田浩史さん(「AMネット」理事、「泉京・垂井」副代表理事
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京都市生まれ。大学を卒業後、開発コンサルタント企業に勤務しODAの農業開発事業に従事。退職後、主に東南アジア各地の地域づくりの現場を調査研究し、日本政府の国際協力・ODA政策策定に関わるNGO・NPOの役職多数。岐阜県不破郡垂井町在住。
著書(共著):食・農・環境を活かした地域づくりアットワークス、どうなってるの?日本と世界の水事情アットワークス、環境と開発日本福祉大学、『ODAをどう変えればいいのかコモンズ、DVD私たちの暮らしと世界のつながり』(作・主演)関西NGO協議会

   
  荒川共生さん(「ボルネオ保全トラストジャパン」理事  
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小学校の3年間をマレーシア・サラワク州で過ごす。1993年から2009かけて京都と大阪のNGOにて、マレーシアほか、アジア数カ国で国際協力活動に携わる。その後、尼崎市の旅行会社で「オルタナティブツアー」の企画・実施を担う。2014年からの2年間の世界一周の旅を終え、20163月より広島県三次市での里山暮らしをスタートさせた。

著書(共著):あるいて みて きいた・モノのこし方・行く末〜市民の調査研究〜京都自由学校調査研究入門講座編、『植物油ってほんとにやさしい?〜見えない油パーム油の実態〜関西NGO大学“アブラカタブラ”編


【会 場】 小林聖心女子学院ロザリオヒル宝塚市塔の町3-113

      阪急今津線「小林」駅 東改札口 下車 徒歩10分
       http://ndai.net  

【参加費】  10,000円(1泊2日。宿泊費、朝食・パーティ代含む)
      *部分参加も可能です。お問い合わせください。

【お申し込み・お問い合わせ】
                お申し込み:http://ndai.net/?page_id=59
  お問い合せ:http://ndai.net/?page_id=38

*関西NGO大学ホームページ: http://ndai.net/
*関西NGO大学フェイスブック:https://www.facebook.com/ngodaigaku/

【主 催】 (特活)関西NGO協議会  http://kansaingo.net
ラベル:30期
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2015年08月04日

今年のNGO大学はスゴイ!!

「世界がもっと根元の方でみしみしと悪くなっていくようです」
これは、2015年7月13日、宮崎駿さんが記者会見で述べた言葉です。
世界が根元の方でみしみしと悪くなっている・・・

そんななか、希望の持てる出来事もあります。
最近やっとマスコミでも取り上げられるようになった「SEALDs」(Students Emergency Action for Liberal Democracy s)。  
SEALDsのホームページは、とてもおしゃれです。
「重い」「政治的」な課題を、おしゃれに伝えている。
これはぜひお話を聞かなければ! 
ということで、関西NGO大学は、SEALDs の人たちをお招きし、
内田樹さんとコラボする、というワクワクする企画を立てました!
「内田樹×SEALDs〜ぼくらの民主主義を考える〜」(11/21-22)。これは見逃せません!!

さらに、別の回では、浜矩子さんもお招きします。(10/17-18)
そして、第1回講座は、カフェを貸し切って、
DJから岡山市議会議員になった森山幸治さんをお招きしての「まちづくりカフェトーク」です。(10/4)

今年のNGO大学はスゴイ!
みしみしと悪くなる世界に抗して、
みなさんもぜひそのリアルな現場でご一緒しましょう!
今年のNGO大学のテーマは、「スマートに社会変革」です!

<29期運営委員>
ラベル:29期
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2015年02月05日

【第5回講座報告1】セッション1「非循環型社会の仕組み」

「どうすれば持続可能!?〜経済成長からの途中下車〜」をテーマに、田中優さんを講師にお迎えしました。

セッション1では「非循環型社会のしくみ」と題して、まずご講演@では持続不可能ともいわれる現代社会、
その構造や背景、問題点についてお話いただきました。
阪神淡路大震災からちょうど20年、日を同じくして開催された1月17日のこの日、まず皆で黙祷を行いました。
当時、田中優さんはちょうど関西におられ、被災者の方々を支援する多くのボランティアの方々を目にされたようです。
「助け合う」というのはすばらしい精神ですが、支援の期間が長期にわたると援助する・もらうという共依存の関係ができてしまうというご指摘がありました。

現在、日本だけではなく世界においても様々な意味で社会のバランスは崩れ、多くのひずみを生んでいます。
最富裕層85人が、全世界の最貧困層からの35億人分の資産を持つという過剰な格差拡大。
そういった背景となるTax havenといった税金逃れや不自然な利益追従型の企業姿勢や政治体制。
気候面においても、頻発する自然災害の発生や、北極圏での気温上昇により流氷が溶け出しアザラシの肉が不足、イヌイットが飢えて死ぬ、今すぐ気候対策を行ったとしても効果が出るのは100年後といったような、切実な状況説明もありました。
こういった異常気象をうむ要因の一つとして中国に代表されるような加速する経済発展によるCO2の排出、石油や鉱物の過剰消費。
2020年には中国は、(現在世界第3位の石油輸入国である)日本の2倍の石油輸入量が見込まれ、なんと世界に日本の3個分の石油消費国が現れるという、深刻な石油の枯渇が懸念されます。

地下資源の争奪にまつわる様々な紛争、利権の奪い合い、イラク戦争やイスラエルの虐殺にまつわるパレスチナ・ガザの海洋油田についてもお話いただき「石油・天然ガス・パイプライン・鉱物資源・水」の5つの争奪戦で、世界の戦争が起こっている。民族紛争などといわれる背景にある本当の原因追究が大切だと。

有望視されるシェールガスの実態、石油採掘の経済的な限界でもあるピークオイル問題、実はそれによる要因が大きいとみなされるサブプライムローン、リーマンショック・金融ダウン。

また世界の開発援助(ODA)の実態が、アメリカのイスラエル支援にもみられるような武器輸出。
最近日本のODA大綱も改訂され、安倍政権がやりたいこととは、、。
不況になると軍需企業を潤すために戦争をし「貧困改善・兵器廃絶・借金などの問題解決が世界の1年分の軍事費使用で可能、おつりがくる」、それでも私達は殺し合いをやめない「自殺の惑星」の住民なのでしょうか?
それからF15戦闘機が8時間飛ぶのに排出されるCO2の排出量は、日本人の一生分のそれと同じ。
「戦争に反対しない環境運動は無駄」、つまりそれだけ戦争が環境面にも大きなダメージを与えているのだと。

こういった状況を改善するための運動形態として従来のタテ(政治家になるなど)、ヨコ(伝えるムーブメント)のほかにナナメ(別の仕組みを考えオルタナティブな道を提示する)の重要性を語られました。

ご講演Aでは、こういった状況に対しての具体的な改善策を提示していただきました。
家庭のCO2の排出量は全体の16%にすぎず、企業や発電所がその排出の多くを占めており、電気料金でも企業は使うほど価格が下がるしくみとなっていて、逆に使うだけ価格が上がるシステムの導入や、明かりの工夫などにより電気消費量の半減が可能。

熱エネルギーは太陽温水器、ペレットストーブ(国産の木材かすを使用)がおすすめ。「原発、たかが電気に命がけなんてバカらしい!」とオフグリッド(脱送電線)、「自エネ組DIY」といった電気の自給、日本の郵貯が戦争に利用されていた背景もあり、好きなところに融資可能な「未来バンク」の設立、長寿命バッテリーの普及、石油系薬剤不使用・国産の材料のみで建設する「天然住宅」など、田中優さんご自身の取り組みなどを含め、具体的な代替案を提示してくださいました。

自然エネルギーへの変換、こういった新たなヴィジョンを生む製品づくり、不良品率0%ともいわれる福祉作業所の方々の商品製造が彼ら自身の自活にもつながる。勝ち軸はそれぞれ、個々の利点を生かした社会が創れたら。売れているものに新たなしくみや価値観を取り入れ、いいものに変えてゆく。

生活するにあったって収入を増やすより、支出を減らすこと。
自給ができるということは、生活のセキュリティに繋がる。
提示された取組みには、「自分達の力で生きてゆくことへの提案と実践」が詰まっていました。
この活動への転職を考えられたとき「短い人生を何のために注ぎこむか?」と自問されたそうです。
従来のしくみから外れてゆくことで可能となる第3の道、ご自身の姿勢が何よりも物語っているようでした。
田中優さん、ご講演本当にありがとうございました!

<第5回担当>

ラベル:28期
posted by 関西NGO大学 at 22:05| Comment(0) | 講座の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月19日

28期NGO大学第5回講座修了いたしました。

28期関西NGO大学、第5回講座
「どうすれば持続可能!?〜経済成長からの途中下車〜」

持続可能な社会のために、私たちができることは何か。
環境や乱開発、エネルギー問題などをテーマに田中優さんをお招きしての
第5回講座、終了いたしました。

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セッション1は田中優さんの講演をじっくり聞きました。
前半は持続不可能といわれている社会の仕組み、その構造や背景についてのお話。
後半は、持続可能な社会にするためにできること、オルタナティブなエネルギーのお話など。

交流会にも時間ぎりぎりまでお付き合いいただきました。

2日目、セッション2はより身近に考えるために、担当運営委員が
それぞれ取り組んでいる活動について報告です。
「エクアドルで起こっていること」
「ボルネオからのレポート」
「コープこうべの取り組み」

セッション3は昨年12月の第4回講座から始まった、参加者のみなさんが
主役のグループワークです。第5回でも新たなグループができました。

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「」内はグループ名。どんな活動か楽しみです。
「私を徳島に連れてって」テーマは平和なメディア
「生活力を手に入れたい!」テーマは”スタイリッシュなロングユース”生活。
「N大 Hirune Kyoukai」テーマはオッサンに邪魔されない昼寝。
「オープントライシクル」人と荷物と運べる自転車を作ります!

限られた時間の中、盛りだくさんのお話をしてくださった田中優さん。
寒い中、ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

第5回講座の様子は、関西NGO大学のFBページからもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/ngodaigaku

講座の詳しい報告は、担当運営委員から近日アップ予定です。

来月2月14日、15日は28期N大のラストを飾る第6回講座。
セッション1は、参加者のみなさんが主役です。グループワークがんばってくださいね!


ラベル:28期
posted by 関西NGO大学 at 23:07| Comment(0) | 講座の予告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月22日

【第4回講座報告1】セッション1「オスプレイがやってくる!あなたならどうする?」

先日の12 / 6(土)、7(日)の二日間、
第4回講座「ニッポンって民主主義の国?〜沖縄を通して見る日本のカタチ〜」
が開催されました。とっても寒い日でしたね。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました!

担当よりご報告させていただきます。

第4回は、沖縄タイムス元論説委員、沖縄国際大学講師でもあるフリージャーナリストの屋良朝博さんにお越し頂きました。
娘さんの結婚式出席の為、インドに滞在中だった屋良さん、前日に関西入りをして頂く・・・というとってもハードなスケジュールにも関わらず、今回の講座を引き受けてくださりました。感謝です!

本日は、まずセッション1の「オスプレイがやって来る!あなたならどうする?」についてのご報告です。

オスプレイについて皆さんはどんなことを知っているでしょうか?
どんな印象を持っていますか?
突如、自分たちが暮らしている地域の飛行場にオスプレイの配備が決定されました。
その時、どんな風に感じ、どんな行動をとりますか?
そんなワークショップから始まりました。

4人1チームとなり、3つに分かれ、まずどんなメリット/デメリットがあるのか考えます。
メリットなんてあるのか?そう個人的には思っていたのですが、意外とどのチームからも意見が出てきます。デメリットしか出てこないだろうと予想し、あえて懸命にメリットを考えてくれたチームもありました。
以下があがった意見です。

<メリット>
自分の町にお金(補助金etc)が入るから、公共施設の充実やインフラ整備へ繋がる、雇用が増えるのでは?、飲食店など儲かる、問題意識が高まる、緊急時にすぐに支援が来るのでは、観光収入が増える、平和学習へ利用するなど・・・

<デメリット>
墜落の危険、人口減少、治安の悪化、働く意欲の低下、パチンコ店増加(働かない人の増加により)、騒音の問題、元々あった産業などが衰える、土地を取られるのではないか、環境の劣化、1回受け入れたらまた来るのでは、住民同士の対立が起きる、有事の際に標的にされるかもしれないなど・・・

そしてその後、2チームが配備反対の立場から、1チームが配備賛成の立場から、
それぞれどんな行動をとっていくのか意見を出し合いました。

<反対側>
署名活動、議会へ提出、知事にメール、住民投票を求める、SNSで拡散する、テレビ、市民メディアで取り上げてもらう、新聞へ投書する、役所に押しかける、デモへ参加、市へ説明会を要請(録音可で)、市民向けの勉強会を開く(沖縄から講師を呼ぶ)など。

なるほど、個人で出来そうな行動と人数が必要な行動がありますね!

<賛成側>
反対派デモの妨害、賛成派の人を支援する、ドルで買い物できる施設を増やしてもらう、英語のメニューなどの充実、アメリカとのアクセス(空路など)を容易にしてもらう、地方税0にしてもらう、補助金の良さを広める、訓練場周辺の土地を安くする、などなど。

こちらは個人で出来る行動もあれば、企業や自治体として行わないといけない行動がありますね!

この他にも、賛成、反対を決めるにも情報がなく、ほんとうに必要なものなら仕方ないけれど、何が本当かの見極めも難しいとのご意見もありました。
その通りだと思います。わたしたちは、知らないことがほんとうに多いということです。

ということで、ワークショップをご覧頂いた上で、
ここから発題者の屋良さんより、お話しをして頂きました。
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まず、スクリーンにはオスプレイを正面から写した写真が映っています。
英語で Osprey、あだ名は「Widow Maker」と呼ばれているんだそうです。
この意味なんと、「未亡人メーカー」!!乗組員が死んでしまう確率が高い為につけられたというこのあだ名、聞いてゾッとしませんか?!
構造上の問題が指摘されていて、アメリカ国内でも反対が多いのだそうです。

少し前に、南スーダンにて紛争地域にいる米兵を連れ戻す為に、オスプレイ4機が飛んだそうです。その際、地上から民兵にライフルで撃たれ、乗組員4名が死亡し、引き返す・・・という出来事がありました。
機体を軽くする為に、鉄板が非常に薄く”弾”が突き抜けるのだとか(驚っ!)。 
噴射の強さ、プロペラの長さなど問題だらけとのこと。

ここで、アメリカで実際に起こったオスプレイ事故の映像を見せていただきました。
着陸時に、強力な風が巻き起こり、近くにいた人々が巻き込まれたという事故です。
この事故からもわかるように、オスプレイは、救援にも使えないのです。構造上無理があるのですね。

そんな、戦闘地域でも、災害時などの救援機としても使えないモノを、日本はなぜ配備するのだろう???すでに疑問だらけです。
ちなみに日本には、海兵隊が使うMV22型が配備されているそうです。

ハワイ島でも配備反対運動が起こったのだそうですが、その理由が近くにカメハメハ大王のお墓があることだったそうです。
アメリカは、この声を聞き入れ配備を取りやめました。自国の土地では反対運動が起こると基地配備を止めるんですね。
沖縄はどうでしょうか?
普天間基地の周辺は、住宅地です。それでもオスプレイを許してる現状はいったいなんなのでしょうか。日本のメディアは基本的なオスプレイの情報を知らなすぎる。アメリカは危険性をよく知っていて、その視点で考えるんです、と屋良さん。
普天間には、現在24機のオスプレイが配備されています。1機に乗れるのは24人。
よくメディアなどで、尖閣問題など言われていますが、仮になにかあった場合でもどうにも全く使いものにならないです、と・・・。

日本の住宅密集地にある米軍基地ですが、世界の米軍基地はどんな感じなのでしょう。
ドイツ、ベルギー、トルコなどにある基地の上空写真を見ると・・・まわりは家など見当たりません。違いは一目瞭然でした。
宜野湾市の普天間第二小学校は、基地に隣接した” 日本で1番危険な小学校 ”といわれています。その小学校での授業風景やインタビュー映像を見せていただきました。
不安に駆られ、騒音に授業を妨害される日々を過ごす子供たち。授業の中で、「別に基地は沖縄以外でもいいんじゃないの?」
「沖縄以外でも基地が出来たところの子は私達と同じ思いをしてしまうから、なくなる方法を総理大臣には考えてもらいたい」との声。
子供のこういった素朴な疑問に大人たちは果たして答えられるのか?とのお話しは、胸に迫るものがありました。

海外の基地との比較として、屋良さんが実際に取材に行かれたイタリアのアビアノ飛行場の例をお話しいただきました。
ここは、ヨーロッパと中東などを中継する軍事的にも大切な地点だそうです。イタリアはヨーロッパの中では親米的で、その国がアメリカとどのように付き合っているのか?とても興味深い内容でした。

例えば、イタリアには基地使用協定があります(NATO地位協定との基地運用二重構造)。
これは、イタリアの軍の管理下でアメリカは基地を使用させてもらっている、との構図。
F15戦闘機が配備されているが、クローズアワーがあり、イタリア側が認めないと使うことはできないのだそう。
一方、沖縄の嘉手納はというと・・・夜中の2時3時でも飛ぶし、音も出します。
アビアノは1日多くても48機までしか飛んではいけないのに対し、嘉手納は1日200機だそうです。イタリアに駐留している米軍は、特別扱いは受けず地域の人々と共存しているため、事件も少ない。
米兵の子供たちは、地域の小学校へ通っているので、そんな中で小学校の上に戦闘機を飛ばすわけがないですよね?とのお話し。
離発着のルートも伊・米の司令官2人が話し合い居住地の上を通らないようにチェンジしました。空にも「主権」があるのです。
屋良さんは、このアビアノの現状を聞いた時、あまりの沖縄で行われていることとの違いから信じられなかったそうです。

沖縄の現状と比較すれば当然ですよね。
日本は、基地の中は日本ではありません。アメリカです。
日本の空には「見えないフェンス」があるんですね。
そして、「カバレーゼの悲劇」という、1998年に米軍の訓練機が起こした事故の際のイタリアの動き、対処の仕方などをお話しいただきました。きっと日本でこういった事故が起きた時は、今のままでは日本はなにも出来ないだろうことは容易に想像できます。

”なぜ、アメリカ軍は日本にこんなにも駐留しているのか?”、”日本政府は国民に説明したことはあるのか?” と屋良さんが取材中に聞かれたそうです。
この質問にちゃんと答えられる人はいるのでしょうか。あらためて考えさせられました。
また、どう基地を管理するのか・・・これが問題なのです、とのお話し。知らなかったことが多すぎます。

聞けば聞くほど、日本はなんだかおかしな国だなぁと感じてしまい、
まだまだお話しいただきたかったのですが、ここでセッション1の終了時刻となりました。

しかしながら、この後は熱い夜の交流会・・・そして翌日のセッション2へと続いていきますので、どうぞお楽しみに!
ラベル:28期
posted by 関西NGO大学 at 23:16| Comment(0) | 講座の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月07日

28期NGO大学第4回講座終了いたしました。

「ニッポンって民主主義の国?〜沖縄を通してみる日本のカタチ」

沖縄をテーマに、フリージャーナリスト、元沖縄タイムス論説委員の屋良朝博さんを
お招きしての第4回講座終了いたしました。

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「オスプレイがやって来る!あなたならどうする?」ワークショップからスタート。
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屋良さんから、沖縄の現状についてのお話。
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”N大名物”交流会では深夜まで話は尽きませんでした。

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「日本の民主主義を沖縄から考える」
2日目、民主主義ってどんなものか、みんなで考えたあと屋良さんのお話。
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今回の講座から、グループワークがスタートしました。
第6回講座までの3カ月、グループワークに取り組みます。

沖縄の現状、私たちの常識と世界の常識、民主主義とは?
難しいテーマでしたが、終始穏やかでわかりやすくお話をしてくださった屋良朝博さん。
寒い中、ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!

第4回講座の様子は、関西NGO大学のFacebookページからもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/ngodaigaku

そして、第4回講座セッション1には、IWJさんが取材にきてくださいました。
セッション1の講座がUSTREAMでご覧いただけます!
http://www.ustream.tv/recorded/56176084

第4回講座の講座報告は、近日中に担当委員よりアップ予定です。
お楽しみに!





ラベル:28期
posted by 関西NGO大学 at 23:58| Comment(0) | 講座の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月05日

【当日お申込みOK】明日・明後日はNGO大学第4回講座「ニッポンって民主主義の国?〜沖縄を通してみる日本のカタチ〜」

明日12月6日(土)〜7日(日)はNGO大学第4回講座です。
6日土曜日だけのご参加、7日日曜日だけのご参加など部分参加も大歓迎。
今からのお申込み(メール)や、当日申込なしのご参加も大歓迎です。
直接、会場までお越しください!

以下、第4回講座のご案内です。

今回の講座の担当です。
12/6(土)〜12/7(日)の関西NGO大学は、ジャーナリストの屋良朝博(やら・ともひろ)さんをお招きして講座を開催します。
屋良さんは元・沖縄タイムス論説委員であり、基地問題、日米の安全保障、
沖縄に押し付けられている問題などを長年取材されている方です。沖縄県知事選挙直後、
そして衆議院選挙前のこの時期、私たちが日本の民主主義を考える上で、もっともふさわしい方をお招きできたと考えています。
基地の問題についてはよくする/よくなる展望の話も聞ける方向で準備をしていっています。

お誘いあわせの上ご参加頂ければ幸いです。
多くの方の参加をお待ちしています。よろしくお願いいたします。

28期第4回講座

ニッポンって民主主義の国?
〜沖縄を通して見る日本のカタチ〜

日本は平和で人権は守られている?一部の犠牲の上に成り立っているのでは?
沖縄の現状を取材し発信され続けている屋良さんと
一緒に日本の民主主義の実態を考えます。

【日時】 2014年12月6日(土) 19:00〜 7日(日)15:00

【発題者】 屋良 朝博さん
フリージャーナリスト、元沖縄タイムス論説委員
琉球大学、沖縄国際大学で非常勤講師。
1962年北谷町生まれ。フリーランスライター。フィリピン大学を卒業後、沖縄タイムス社で基地問題担当、東京支社、論説委員、社会部長などを務め2012年6月退社。「砂上の同盟」で平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞。

【屋良さんから参加者へのメッセージ】
「抑止力」っていったい何物でしょうか。集団的自衛権、ガイドライン、沖縄の普天間問題。
すべて「抑止力のため」を理由に安倍政権が突き進む先には何が・・? 
沖縄方言でウソを「ユクシ」と言います。「抑止」と語呂がぴったりなのは、偶然でしょうか。
真実を見極めましょう。

【内容】(一部変更する場合もあります。)
<12月6日(土)>
18:30〜 受付開始
19:00〜 オープニング(ねらい、流れなど)
19:10〜 セッション1 「オスプレイがやって来る!あなたならどうする?」
21:30〜 交流会
※参加者、発題者、運営委員の交流の場(自由参加です)

<12月7日(日)>
08:00〜 朝食、おそうじ
09:00〜 セッション2 「日本の民主主義を沖縄から考える」
11:30〜 昼食・休憩
12:30〜 セッション3 「グループワーク」
15:00〜 終了

【会場】 小林聖心女子学院ロザリオ・ヒル マイヤーホール
(宝塚市塔の町3-113)
最寄駅 : 阪急今津線「小林(おばやし)」駅
※阪急西宮北口駅から宝塚行きの電車に乗ってください。

【参加費】 11,500円 (1泊、朝・昼食含む)
・部分参加も可能です。
(部分参加の場合、1セッション2,000円に加え、施設利用料1,000円がかかります。)

【お申し込み】 関西NGO大学のホームページ 『申込みフォーム』からお申し込み下さい。

<第4回担当>
ラベル:28期
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